蔵王遠刈田温泉日帰りの湯 共同浴場神の湯

遠刈田温泉のご案内

古くから信仰登山の基地として、また湯治場として知られる遠刈田温泉。

遠刈田温泉のお湯は、多くは食塩水及び硫酸ナトリウムを主体とするもので、 やわらかい湯質は神経痛やリュウマチ、婦人病などに効用があるといわれています。

気軽に温泉を楽しめる2つの共同浴場、”神の湯・壽の湯”でぜひ遠刈田の名湯をご堪能ください。

遠刈田温泉の歴史

この温泉の由来については、こんな言い伝えがあります。

その昔、京都の公卿三条盛実の姫おまんの方は、夢のお告げによって奥州に下り、 遠刈田の山中で炭焼きをしていた藤太という者の妻となった。 藤太は炭焼きを続けるうち、岩崎山金山(現在の籠山)を発見し大長者となる。 夫婦は三子をもうけ、長男の橘次が家業を継いで発掘した金を売る。これが金 売り橘次である。 橘次は、岩崎山金山を発掘中、霊泉を発見した。 もちろん、これは伝説であり、岩崎山金山の発掘は慶長年間であるといわれてい ますから、温泉の発見も徳川の初期であろうと思われます。 刈田郡史によりますと、「この湯、初め蒲生氏郷に仕えていた大沼某の四世の孫、 勘十郎という者がこの地に移住し、荒地を開拓し慶長6年9月に温泉を発見した。 その後元文5年3月にも新たに発見された・・・」とあります。 この一帯は、白石城主片倉家の所領となっていたため、白石家中は湯銭を免除さ れたという記録もあります。

※『宮城県温泉誌集成 一般社団法人宮城県温泉協会』より引用